発達支援

法人では発達支援事業所(教室)を運営しています。対象は未就学児から高校生までの知的障害・発達障害・精神障害を抱える子どもです。

教室では、「自分の得意なことを1つでも多く見つけ、自信をつけること」「人に頼る力、生きる力を身につけること」「感情などを自分でコントロールできる力を身につけること」の達成を目指しています。そのためにSTEAM教育を取り入れています。

STEAM教育、特にプログラミング分野は「曖昧」や「例外」の概念を理解できない発達に特性のある子供にとって馴染みやすい、学びやすい分野です。しかし現状では学べる機会(時間や場所)が不足しています。教室では個別指導と集団指導の組み合わせで支援し、個別指導ではSTEAM教育をベースとして、自ら考え、物事を解決していく力を養いたいと考えています。

その実践のために週1回はSTEMボックスという教材を使用して論理的な思考力や想像力、問題解決能力などを養う療育を行います。STEMボックスはブロックから始まり、パソコンを使ったプログラミングまで長期過程を視野に入れた教材です。4年ほど前に始まった新しいプログラムですが、現在全国では160箇所以上の教室で1000人以上のお子さんに利用されています。特に子供の集中力が続くようになったり、得意なことが増え自信を持った行動をするようになった好評を得ている教材です。また音楽療法士の資格をもつスタッフもおり、芸術分野でも様々な経験(挑戦)を応援していきます。

科学・ものづくり・アートなど、文理様々な分野を横断的に学ぶことで、「好き」や「得意」との出会いもがきっと見つかるはずです。お子さまはもちろん、関わる人全員が安心できる場、挑戦・成長し続ける教室を目指します。